計算プリントの答え合わせをしていた時。
「1問目の答え、〇です」
「2問目…〇」
と、計算の答えをそれぞれ発表して、自分の答えが違ったら、「△になったんですけど…」と伝えて答え合わせをする方式のセレンディップ。
たまにみんなの答えが違うので、もう一回計算し直し…なんてことも。
今日のプログラム中も、そんな答え合わせをしていると
「僕の計算、間違ってるんで、恥ずかしいし答えたくない」
と、あるメンバーさん。
しばらく黙ってたけど、一人が
「私だって、間違ってばっかりですよ。嫌ですよ。でもやってるんです。」
って。
すると、
「僕だって間違ってるよ。ほら。」
と、自分のプリントを見せる人。
それでも
「僕だけたくさん間違ってる」
と答えを言えないメンバーさん。
すると、お隣に座ってた人が
「こう考えるのはどうだろう?
間違えることは失敗じゃない。成功の次になることなんだよ。」
多分…。『成功の一歩前』もしくは『次は成功になる』が言いたかったのかな?
最後は、
「うー。嫌だけど、ルールなんで言います。」
って、間違ってたけど、答えをみんなに伝えることができたメンバーさん。
*****
これ、全部メンバーさん達だけの会話。
スタッフは、「そうだね、恥ずかしいね」「間違ってるのは嫌だね」と繰り返してたり、黙って聞いていただけ。
それでも、『間違えることはダメなことじゃない』ってことが、自分にも他人にもきちんと伝えることができたメンバーさん達。
「そうしろ!」
って言ったわけじゃないけど、セレンディップのメンバーさんは、他人の間違えを笑ったり非難したりするような人はいないなあ…って。
そう思うと、本当に彼らに支えてもらって、セレンディップは成り立ってるなあって感じます。
さてさて、今日も明日も明後日も。
安心してたくさん間違って、成功に一歩ずつ近づいていきましょうか。
もちろん、一人じゃなくて、みんなで一緒に間違っていきましょう!
(うめい)