就労訓練メインの事業所ではないセレンディップですが、卒業時には一般就労していかれる皆さんもいらっしゃいます。
セレンディップ卒業後は、就労訓練の事業所さんに行く人もいれば、一般就労する人もいて、どの選択肢も間違いじゃありません。
この暑い夏がやってこようかという中、就職に向けてがんばっているメンバーさんも。
セレンディップのプログラムでも、履歴書を書いたり、面接練習をしたり、言葉遣いをならったり、就労に向けて練習をしていますが、いざ実際にハローワークに行ったり面接会場に行くと、緊張で何もできなくなっていくメンバーさん達を見てきました。
本当に、セレンディップでの練習と、実践では全然違う。セレンディップのメンバーやスタッフから離れて、自分一人で仕事に就いて行かなければいけないっていう壁は、みんなにとって、まさに「立ちはだかる壁」。
まあ、一緒に上っているうちに、始めは引き上げてあげないと全く登ろうとしなかったけど、一緒に上っているうちにゆっくりとでも一人で登り始める人。一人で登りながら、何度も後ろを振り返って、ついてきてくれているか確認する人。最初からどんどん一人で登って行ったけど、途中で転げ落ちて来る人。そんな人たちを、つかず離れずの距離で見守る。助けてあげるけど、代わりに登ってあげないように気を付けながら。
履歴書1枚書くのに、4時間も5時間もかける。頭の中で処理できないままに面接日程だけ決まってしまい大混乱。面接会場まで緊張で無言のメンバーさんに付き添っていく。セレンディップはそんな就労支援やってます。
(うめい)