セレンディップは、自立訓練(生活訓練)という事業形態をとっていますので、同じ制度の中の就労継続支援や就労移行支援などのお仕事中心のプログラムが少なくなっています。
ですが、セレンディップ卒業後に就労支援系の事業所に行って困らないように、また、セレンディップから就職を目指す人たちへ「お金を稼ぐって大変…」ていう気持ちを感じてもらうために、イベント出店やポスティング、内職のプログラムも行っています。
今まで、メンバーの皆さんがお世話になっている佐知’sPocketさんからシール貼りや箱作りのお仕事もいただいていましたが、季節作業だったので、常時取り組める作業も増やしてみました!
まさに、内職!
猫と一緒に遊ぶ『ネコジャラシ』の製作作業です。
みんなにお仕事を任せるために、職員も頑張って研修に行ってきました!!
お仕事は、瞬間接着剤やホットボンドを使った作業もあり、手が汚れたりくっついたり火傷の危険もある中、十分に注意しながら道具も使ってもらっています。
手順書を見ながら黙々と作業をするところは、『内職』って感じですが、セレンディップの内職作業、それだけで終わっては物足りないので、やっぱりコミュニケーショントレーニングもプラスしています。
作業の開始前に、みんなで完成目標を決めて、役割分担をして、1~5番工程の担当が終わったら、誰もやっていない13番の工程を担当する、など、作業工程に対する集中力や作業能力の向上はもちろん、周囲を見る力、自分が今何をすべきなのかを考える力を養い、成果目標を上げて結果を上げていくことを目的にしています。
単純作業が嫌になったり、作業が多いと混乱してしまう人は、同じことをコツコツやってもらったり、同じ工程ばかりやることが落ち着く人もいれば、次々新しい工程に挑戦していく人もいたり、それぞれの特性も見えてきます。
ぜひ、どこで販売されているものなのか、探してみてくださいね。
(うめい)